「筋肉痛＝効いている」は本当なのか？

皆さまこんにちは！

ファーストクラストレーナーズの堀井です。

 

本日は、「筋肉痛＝効いている」は本当なのか？というテーマでお話しさせていただきたいと思います。

 

トレーニングを始めたばかりの頃や、新しい運動にチャレンジした翌日など、筋肉にズーンとした痛みを感じたことはありませんか？

「あ、ちゃんと効いてるな」「昨日のトレーニングがしっかりできていた証拠だ」と思われる方も多いのではないでしょうか。

確かに筋肉痛があると「何か変化が起きている」感覚があって達成感も感じられますし、成果を実感しやすい指標のように思えますよね。

 

しかし実は「筋肉痛がある＝トレーニング効果が出ている」とは一概には言えないのです。

筋肉痛とトレーニングの成果は必ずしも比例関係にはない、というのが近年の運動生理学の考え方です。

 

筋肉痛の正体は、「DOMS（Delayed Onset Muscle Soreness）」と呼ばれるもので、日本語では「遅発性筋肉痛」と訳されます。

これは普段あまり使っていない筋肉を動かしたときや、筋肉に強い負荷をかけた際に起こる筋繊維の微細な損傷と、それに伴う炎症反応が原因です。

確かに、新しい刺激が筋肉に加わったサインとも捉えることはできますが、それが筋力の向上や筋肉の成長と直結するかというと、必ずしもそうではありません。

 

実際にNosakaらの研究（2002年）でも、筋肉痛の程度と筋肥大や筋力向上の相関関係は明確には認められていません。

つまりどれだけ筋肉痛が強く出たとしても、それがそのまま「成果の大きさ」を意味するわけではないということです。

 

 

 

またトレーニングを継続していく中で、同じような負荷を与えても筋肉痛を感じにくくなってくることがあります。

これも身体がしっかりと刺激に適応してきた証拠です。

決して「効いていない」わけではなく、むしろ身体が効率よく動けるようになってきたというポジティブなサインです。

 

私が担当させていただいているお客様の中にも、最初は「筋肉痛がないと不安です」とおっしゃる方が少なくありません。

ですがフォームが安定してきたり、動きがスムーズになってきたりすると、筋肉痛がなくても筋力がついてきていることや、姿勢の改善などが実感できるようになります。

むしろ、痛みが出ない状態でトレーニングを続けられるようになることが、正しく運動ができている証と言えるでしょう。

 

一方で、「筋肉痛＝頑張った証」と考えて、必要以上に負荷をかけてしまう方もいらっしゃいます。

そうなると身体に過度なストレスがかかり疲労が抜けにくくなったり、関節や筋肉に余計な負担がかかったりして、かえって逆効果になってしまう場合もあります。

 

トレーニングの効果を見極めるには、「前よりも重いダンベルが持てるようになった」「姿勢が良くなってきた」「日常の動きが軽く感じる」など、筋肉痛以外の“変化”に目を向けることが大切です。

筋肉痛があってもなくても、正しい方法で地道に積み重ねたトレーニングは、確実に身体の中で成果として蓄積されています。

 

筋肉痛がある日も、ない日も。

大切なのは、無理なく継続できる強度で続けていくことです。

 

身体づくりはマラソンのようなものです。

焦らず、でも確実に、前へ進み続けることが成功のカギとなります。

途中で筋肉痛がなくなっても、そこで立ち止まるのではなく、次の一歩をどう積み重ねていくかが大切です。

 

皆様の身体づくりの参考になれば幸いです。

ファーストクラストレーナーズでは、お一人おひとりの目標や体調に合わせた最適なトレーニングプランをご提案させていただいております。「筋肉痛がないけど大丈夫？」という疑問も含めて、気になることがあればぜひご相談ください。

 

パーソナルトレーニングにご興味のある方は、ぜひ体験レッスンにお申し込みください。

 

皆様と一緒に、理想の身体を目指せることを楽しみにしております。

 ★本記事担当★

・プロトレーナー：堀井翠（主に大阪市内を中心に担当しております。）

 

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料金：3,600円～（トレーナーランクにより異なります）

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