運動が脳の働きを取り戻す

みなさんこんにちは!

ファーストクラストレーナーズの池田です。

皆さんは、何か取り組んでいることはありますか?

・食べ過ぎないように気をつけている

・毎日ウォーキングを行っている

・週末は筋トレをしている

・ヨガや瞑想の時間を作っている

・気分転換に料理をしている

など、何らかの方法で自分自身のコンディションを整えていることだと思います。

 

では、そんな私たちの日々の活動を司っている場所は、どこでしょうか?

物事を思考し、心臓や筋肉を動かし、感情をコントロールしている場所。

いわば、ヒトのコントロールセンター。

それは「脳」ですよね。

 

これから世界でも類を見ない超高齢化社会を迎える日本。

シニア世代の認知症・アルツハイマーなど、脳機能の低下による社会問題が懸念されています。

また、それは私たちのような現役世代においても言えることです。

国内において、うつ病に代表される精神疾患の患者数は右肩上がりです。

精神疾患で医療機関にかかっている人数は1999年には約204万人でしたが、2017年には419万人となっています。

18年間で2倍以上に増加しています。

 

また、生活習慣病のひとつである糖尿病。

糖尿病の患者数は、1997年には約1,370万人でしたが、2016年には2,000万人へと増加しています。

精神疾患の患者数と糖尿病の患者数、これらがともに増加していることは偶然でしょうか?

 

日本で初めてiPhoneが発売されたのは2008年です。

以来15年で、デジタル技術は目覚ましい発展をとげました。

エンターテイメント・買い物・電話・メール・カメラ・・・全てがスマホ1台で完結する時代です。

そして新型コロナウィルスの影響で、人々は出歩く機会が減り、ますますある意味でスマホに依存するようになりました。

つまり2000年代はデジタルが発達し、人々は徐々に身体を動かす機会が少なくなった時代という風に言えるのかもしれません。

 

運動不足が、生活習慣病患者・精神疾患の患者数が増加の一因となっているのではないでしょうか。

私たちは、人類の進化において「ホモ・サピエンス」という種類に分類されます。

地球の起源は46億年前。

人類の起源は約700万年前。

そして、ホモサピエンスの誕生は約250万年前とされています。

狩猟・採集によって食料を求めて各地を転々としながら生活をしていた時代から、段々と農耕により安定的に食料を得られるようになりヒトは定住するようになりました。

ヒトが農耕を始めたのは、約1万年前。

日本人の主食である米の栽培は、約8,000年前頃とされています。

1万年前と聞くと大昔のようですが、ヒトの歴史から考えるとごくごく最近なのです。

 

ちなみに、脳をもつ動物が初めて誕生したのが6億年前とされています。

生き延びるためにエサを求め「場所を移動する」必要がありました。

植物は光合成により生きることができますが、動物である以上エサを食べ、栄養を摂らなくては生きていけません。

つまり、脳には身体を動かすことがそもそもインプットされていると考えることができます。

 

世界のトップアスリートにはなれなくても、日々のコンディションを整える上で身体を動かすことは非常に重要です。

なぜなら、それはそもそもヒトは身体を動かすように設計されているからです。

「ランナーズハイ」という言葉を聞いたことがありませんか?

マラソンランナーがある一定の距離を走ると気分が高揚し、走る続けることができる現象です。

この現象は、心拍数を上げる運動を行うことで脳内にて「エンドルフィン」という物質が放出され、痛みを感じにくくなり多幸感を感じれるようになるのです。

エンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれますね。

 

もしあなたが1日中座りっぱなしの生活をしているのなら、まずはウォーキングから始めてみましょう!

少し心拍数を上げることで、最初はしんどいかもしれませんが、きっと頭も身体もリフレッシュすることができると思います。

そして、もっと筋力をつけたい!もっと効果的にダイエットがしたい!もっと痛みのない生活を送りたい!もっと専門的にトレーニングをしたい!という時は、ぜひ私たちにお任せください!

皆さまの心身を良い状態に保てるよう、全力でサポートさせていただきます。

 

まずは体験レッスンにお越しいただき、施設やトレーナーの雰囲気を確認してみてくださいね!

皆さまのお越しをお待ちしております。

 

※参考図書:新版・一流の頭脳 運動脳(サンマーク出版 著:アンデシュ・ハンセン)